7月11日(日)に「ゴミ0運動・対内研修(防災研修会)」を開催しました。
大規模災害への対処法を身につけることにより、当会メンバーに対して期待される地域防災のリーダーとしての資質を向上させることを目的としました。
当日は午前6時50分に霧島商工会議所に参加者が集合し、防災食(アルファ米)の準備をしました。
その後、午前7時10分頃、3班に分かれた参加者たちは、AED設置個所や避難場所を確認しながら国分市街地周辺のゴミ拾い活動を行いました。
午前8時ころ、参加者たちは商工会議所に戻り、出来上がった防災食を実食しました。
霧島市街地の随所に市民の命を守る設備があることを知ることができたとともに、災害時の被害を最小限に抑えるためには事前の情報収集こそが重要であることを実感することができました。
午前9時10分からは、霧島消防局の消防士より災害時における応急措置をテーマに、身近にあるものを使用した担架の作り方や止血方法、骨折時の固定方法などを45分にわたって講義していただきました。
災害時には様々な資材が不足することが予想されますが、そのようなときこそ知恵と工夫により人命を救助することが可能であることを知り、貴重な経験とすることができました。
午前10時10分からは参加者を2班に分け、約1時間にわたり防災カードゲーム「クロスロード」の実施をしました。
そこでは、同じ災害のシチュエーションについて参加者らが各々意見を出し合ってもらい、その後、議論において出てきた意見を発表してもらいました。
意見発表の際には、少数者の視点こそが被災時の被害拡大防止においては重要となるという観点から、オンリーワンの意見を出した人に発表の担当をしてもらいました。
同じ問題でも、想定している状況により意見の内容が変わってくることに新鮮さを覚えるとともに、被災時において関係者同士が共通認識をもつということの難しさを実感することができました。
同時に、多様な意見が出てくることで危機的状況の打開に向けた選択肢が広がるという実感をもつこともできました。
以上の研修内容につき、参加者からは「災害はいつ・どこで起きるかわからない。常に意識しておかなければと思った」、「自然災害時の対応をお客様にお伝えしたい。」との感想をいただきました。
当委員会としては、本研修をきっかけとして平常時にこそ防災の知識と意識を涵養し、それを周知していくことこそが被害拡大防止にとって重要であるとの認識を共有できた点に、本研修の大きな意義があったものと考えます。
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